全国市町村国際文化研修所にて研修
滋賀県大津市唐崎にある「全国市町村国際文化研修所」にて1泊2日の地方議員向け研修を受講しました。

元総務事務次官や法政大学総長など、講師のレベルの高さに驚きました。
内容ももちろん素晴らしく、頭が痛くなるほど勉強になった次第です。

公費での研修につき、議長へのレポート提出が義務となっています。
以下に貼ります。
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1.常にさらなる進化を目指して・組織づくりとリーダーシップ(岩出雅之氏)
帝京大学ラグビー部を9連覇に導いた監督による講演。
若者を自ら気づき自発的に行動する人材に育てる、所謂「コーチング」を部活の組織に取り入れて結果を出した流れは、現代の若者と関わり組織づくりをしていく上では欠かせない素養と思われる。
疲弊した組織を改善するためには、やはり、旧来のやり方を根本から変えていくことから始める必要があることを確信した。
「温故知新」などと言っているといつまでも変えられないのだ。
2.今後の地方自治のあり方や議員に求められる役割(廣瀬克哉氏)
法政大学総長による講演。
コロナによってコミュニケーションの方法が変わり「SNSが確証バイアスを増幅した」という点については、私自身もかねてより感じていたところで大変腑に落ちた。この点に関しては、やはり議会としての情報発信の質を高めていくことで対応するしかないと思われる。
議員のなり手不足の問題についても論じられたが、御嵩町においてはバランスの取れた議会になっているのではないかと再認識した。
ただ、今後の担い手のためにも議員報酬の点については改善の必要があると思われる。これについては議会から変えていくことは困難であるので、国からの強制力として改善されることを切に願う。
「住民は議会を知らないが評価は厳しい」という点についても日々感じるところであるが、これについても良質な情報発信をしていくしかないと考えている。
3.地方自治行政の課題と将来について(黒田武一郎氏)
元総務事務次官による講演。
地方財政・交付税・防災・子育て・DX・カーボンニュートラル等、非常に広範囲のお話で付いていくのに苦慮したが、端々に講師からの地方への愛着を感じられる講演で大変好感を持って聞くことができた。
特に国の地方制度調査会の審議事項については、地方議員がしっかりと自覚しておかなければならない項目ばかりであると感じた。この調査会の答申においても議員のなり手不足の問題が論じられており、国主導の改革が行われることを期待する。また、議会のデジタル化やペーパーレスについても記されていたが、ちょうど取り組み始めたことであるので、方向性の正しさを再認識できた。
4.食べチョクが考える持続可能な一次産業に向けて(秋元里奈氏)
一次産業の通販プラットフォーム「食べチョク」創業者による講演。
講師の一次産業に対する思いと、コロナというタイミング、そしてマーケティングや仕組みづくりが全て噛み合って急成長したのだろう。
マーケティングや仕組みづくりについては私自身も知識のあるところであるが、必要だと思うことが全て網羅されている様子で感服した。特に売り手のコミュニティを作りそれがしっかりと機能している点は素晴らしい。
御嵩町においても「食べチョク」のモデルは大変参考になると思われる。
町長が推進する御嵩ファンクラブの一環として、御嵩の農産物を全国に販売するプラットフォームを作ることも考えるべきだろう。
所感
初めてJIAMの研修を受講したが、講師のレベルの高さに驚いた。
各講演の項目も議員としての活動に直結し、かつ、腑に落ちること、知りたかったこと、新しい視点ばかりで6時間の講義があっという間であった。
ただ、あまりに内容が濃すぎるので、録画を見返すことができないことが残念。
受講費用の10倍は価値のある内容だと思うので、公費での1回の参加に限らず、自費でも継続的に受講したい。
今回は滋賀県の研修所で受講したが、そのメリットは感じなかったので今後はオンライン参加としたい。
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この研修所がある唐崎駅は琵琶湖のほとりでもあり、駅のホームからの景色が素晴らしかったです。


